本当の自分で生きると人生はうまくいく
メンタルトレーナー
山嵜伸也さん
心理学と、生年月日から本人の特性を紐解くパーソナルシードを組み合わせたサービスを提供する、メンタルトレーナーの山嵜伸也さん。「本当の自分を知りたい!自分に正直になりたい!夢に向けてチャレンジしたい!」と思う方のサポートをされています。メンタルトレーナーを目指されたきっかけは、自分を偽って生きてきた過去を乗り越えた経験でした。ご自身の体験から見つけたものは何だったのかを伺いました。
見せたい自分を演じていた
15歳の時から自分を偽って生きてきた。「しっかりしてますね」と評価されることで、見せたい自分を演じられていると安心していた。
本当の自分を隠し始めたのは、高校受験がきっかけだった。行きたい学校に受かることが叶わず、滑り止めの学校に入学。あまり評判の良い高校ではなかった。
近所の人に高校名を伝えたら「悪いことを聞いた」と思われるような気がして怖かった。自分は人から惨めな目で見られていると感じ、イメージを払しょくしようと真面目な自分を演じ始めた。
人から馬鹿にされないように、行動や発言に気を付ける。だんだんと心に鎧をまとっていることが当たり前になり、いつしか、これが普通の自分だと思うようになった。
本当の自分って何だろう
大学卒業後は、住宅建材等の営業、携帯ショップの店員、人材派遣の会社と、その時に興味がある仕事に飛び込んでいった。
しかし、いろんな場所で働き続ける間も、自分が何者なのかが分からない。「あなたはどんな人ですか?」と聞かれも、答えられなかった。
「本当の自分って何だろう?」。このままの自分で生きていかなきゃいけないのか。そう思いながら働いているなか、メンタルが不安定になり、会社に行きづらくなった。
本当の自分で生きたい
周りの人に相談することはできない。どうしたら心を軽くすることが出来るのだろうか。そこで出会ったのが、心理カウンセリングの本だった。
興味をもって学ぶうちに、15歳のころにまとい始めた心の鎧を、少しずつ外していくことができた。
本当の自分で生きると 人生はうまくいく
過去の自分のように、メンタルが不安定になった方の心を軽くしたい。その思いからメンタルトレーナーとしてのカウンセリングを始めた。
しかし、会社員として働きながらSNSなどの発信を始めるも、カウンセリングに訪れてくれる人は、なかなか現れなかった。
「どうしたら、悩みを話してもらえるのだろうか?」
そこで見つけたのが、生年月日から自分の特性を知ることができるパーソナルシードだった。
「あなたの特性・本質はこうですね」と相談者に伝えることで、相手の心を開き悩みを話してもらえるようになったのだ。
本当の自分で生きて
仲間を応援し承認し合える場所をつくりたい
社会や家庭の中で自分の求められた役割を演じることによって、誰かを幸せにすることはできるかもしれない。
けれど、その時に自分を置いてけぼりにしていないだろうか。
あなたが大切にしたいことは何?
どういう感情で過ごしていたい?
あなたにとっての幸せは?
本当の自分を生きることで、自分の人生がうまく回りだす。
これからも、一歩を踏み出す、誰かの背中を押す手伝いを続けていく。
文・インタビュー/ 小梅はる
PROFILE
メンタルトレーナー
山嵜伸也
自分に正直に生きたい人をサポートするメンタルトレーナー。アドラー流メンタルトレーナー、HSP心理カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント、パーソナルシード認定マスターコーチの資格を取得。平日、会社員として働きながらメンタルトレーナーとして活動している。
考え方を変えた本